マーケティングオートメーションの基礎

マーケティングと営業活動の効率化のため

マーケティングオートメーションの発祥

Marketing Automation、略して「MA(エム・エー)」と呼ばれるマーケティングオートメーションですが、まだまだ日本では普及していないのですが、近年様々なマーケティングオートメーションツールが登場してきています。

中にはCRMと何が違うんだ?? なんて思われる方もいらっしゃると思うのですが、まず「CRM」の英語表記が、「Customer Relationship Management」(カスタマーリレーションシップマネジメント)の略となっていて、基本的には顧客情報を管理するためのツールとなっています。

中には、ステップメールなどの配信できるものも登場しているようですが、主な使い方としては、顧客情報を管理し、それらの情報を分析してアプローチする事が目的となっており、ざっくりといえば、優良顧客の育成にもってこいのツールです。

MAは英語では、Marketing Automation(マーケティングオートメーション)の略となっていて、マーケティング活動をテクノロジーによって自動化するツールとなっていて、マーケティング段階での悩みを解決ツールとしての目的があり、こちらは見込み顧客の育成に主眼が置かれています。

ですので、使い方の流れとしては「MA」を導入し見込み顧客を育成し、「CRM」によって優良な顧客に育てていくという違いがあります。

マーケティングオートメーションの発祥

マーケティングオートメーションは1992年、マーケティング先進国であるアメリカから発祥されました。 マサチューセッツ州ウォルサムに拠点を置くUnica社が世に送り出したのが最初だったのですが、当時はまだまだ時期的に先を進んでいたようで、世の中に浸透することはありませんでした。

そんな中、1999年、マーケティングオートメーションが本格的に注目されはじめました。 カナダのトロントにあるEloqua社がマーケティングに必要な機能をパッケージにして世の中に提供しすることによって、マーケティングオートメーションの成果が認知されるようになり、さらには他社もマーケティングオートメーション市場に次々と参入し初めて大きな潮流となっていきました。

日本では2014年くらいから普及してきたとはいえ、まだまだ大手企業が取り入れ始めたという段階です。

しかし、勘違いしてはならないのが、マーケティングオートメーションを導入したからといって、全てが自動化され「何もせずにマーケティング成果が高まる」などと思うことで、あくまでもデータを自動化できても、それに意思決定を下すの人間ですから、人も成長しなければなりません。